子供時代のいじめと、アスリート時代の減量強制。個人的な大きなトラブルと、なるべくしてなり、悪化するべくして悪化したような摂食障害。
でも、現在は病気のことをオープンに語るようになり、仕事もしてあとに続く若いアスリートへの心配もするようになっています。
窃盗に対する当時の考え方(自分が取られた金額に比べたらたいしたことないという、自分の中だけで成立している思考)が興味深かったです。
拒食や嘔吐によって脳に栄養が足りないとそれだけで思考が正常でなくなるのと、摂食障害という精神的な病によっても思考の歪み(合理的でなくなる)が現れます。
原裕美子さんの場合は万引きの自助グループで、却ってやり方などを聞かされるのがいやになりやめてしまったということです。
摂食障害全般の自助グループでも、嘔吐の方法など語られることがあるかもしれませんが、今時はどこにいてもわかってしまう情報なので、そのためだけに自助グループをあきらめるなら残念です。
江川紹子さんはもともと女子刑務所の取材がきっかけだったようですが、摂食障害と万引き(窃盗)の結びつきについて継続して記事にされています。
引き続き注目です。