摂食障害当事者研究会-はてな

摂食障害・うつ歴25年。回復して10年。回復に役立つことや関連情報。

セリンクロ 記事メモ 

medical.nikkeibp.co.jp

日経メディカル、セリンクロ(ナルメフェン塩酸塩水和物)についての記事です。

「ナルメフェンは、飲酒の1〜2時間前に10mgを内服する(1日1回まで。症状により20mgまで増量可能)。脳神経細胞オピオイド受容体に選択的に結合するが、快感を制御するμオピオイド受容体とδオピオイド受容体に対してはアンタゴニスト活性を、不快感を制御するκオピオイド受容体に対しては部分アゴニスト活性を発揮するとされる。」(本文より)

 

暴力的な過食欲求についても、研究が進んでほしいです。

藤井美穂さん(プラスサイズモデル)のツイートから

 

摂食障害であることは、われわれがどんな社会に生きているかと深い関わりがあります。最近は、日々社会からどんなメッセージを受け取って生活しているか、意識するようになりました。

読書メモ3/19 モーズレイモデルによる家族のための摂食障害こころのケア

 

モーズレイ・モデルによる家族のための摂食障害こころのケア

モーズレイ・モデルによる家族のための摂食障害こころのケア

  • 作者: ジャネットトレジャー,アナクレイン,グレインスミス,Janet Treasure,Anna Crane,Gr´ainne Smith,友竹正人,中里道子,吉岡美佐緒
  • 出版社/メーカー: 新水社
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 単行本
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 (本の内容の紹介ではなく、自分が感じたことのメモです)

 

辛抱強くすること。

 

病気は一朝一夕には変化しません。

今日もまた同じことを繰り返してしまう自分自身に対して、良し悪しの審判をせずにいること。

 

変化の前には、決めかねて揺れ動く時間が必要。

 

失敗する権利、学ぶ権利のこと。

 

 

 

2018 アル薬依存症学会メモ(大分大学?) 12ステップとウェルビーイング

12ステッププログラム

 ルール 自分のことを話す、意見感想を述べない、秘密を守る

スポンサーシップ 経験の長いものが一対一で回復を手助け

ハイヤーパワー 各々が理解する人の力を超えた大きな力

スピリチュアルな成長 自分より偉大な力への気付きと依存症からの回復に十分な人格の変化が様々な形で現れるのを意味する。しかし、スピリチュアルな成長については実証的な研究がなく、不明確である

 

ポジティブ心理学「精神病理や障害に焦点を絞るのではなく、楽観主義やポジティブな人間の機能を強調する心理学の取り組み」

  • Psychological Well-being(PWB) 人生全般にわたるポジティブな心理的機能について研究されている。成人全般にわたる多様な心理的変化を捉えるのに適しており、さらに危機への挑戦による成長や発達の心理的様相を示す
  • 心理的強みを発揮することが研究されている 人間に共通のポジティブな特性:人が活躍したり最善を尽くすことを可能にさせるような特性

 

人間に共通の心理的強みと12ステップのMeetingテーマが類似

 心理的強み(親切、勇敢、誠実性、愛する力、自己コントロール、思慮深さ、謙虚、感謝、希望、楽観性、精神性、関大、ユーモア、好奇心、興味、判断)

 Meetingテーマ(親切、勇気、責任、愛、自制、感謝、希望、気楽にいこう、宗教、許す、ユーモア、決断)

 

Psychological Well-Being と12ステップの類似

 PWBSの下位因子(人格的成長、人生における目的、自律性、環境制御力、自己受容、積極的な他者関係)

 12ステップ実践の結果(人格的成長、良く生きることの喜び、精神的強さと平和、自制、飲まない生き方、欠点を認め受け入れる、自己吟味と自分自身との和解、正しい人間関係を学び人間関係を修復や改善)

 

研究方法 依存症と診断されている52名 対象群12ステップに現在参加中24名 統制群 現在参加していない24名

 

材料 フェイスシート、心理的ウェルビーイング尺度短縮版(PWBS)、日本語版強み活用感尺度(SUS)

 

考察2 12ステップ参加群の方が非参加群よりPWBSが高い(精神的に良好)。PWBS下位因子の人格的成長、人生における目的、自己受容、環境制御力の得点が12ステップ参加群の方が非参加群より高い(有意差)

 

考察3 SUS得点有意差なし

 ※12ステップでは「無力を認めゆだねる」ことが身につくため、質問の「自分が」という言葉に違和感を覚えた可能性あり

課題と展望:略

 

 

 

 

こまば当事者カレッジ第3回「コントロールを手放す」

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昨日、単回参加しました。

中村英代先生の『摂食障害の語りー<回復>の臨床社会学』を読んでいたので、興味を持ちました。

 

摂食障害の語り―「回復」の臨床社会学

摂食障害の語り―「回復」の臨床社会学

 

 内容

1 生きづらさと社会学

2 依存問題を考える

3 セルフヘルプ・グループの意味と役割

4 12ステッププログラムとは

5 依存症と社会システム

6 ナラティブアプローチを理解する

 

レクチャーの中で初めて知ったものは、「リーグ」

リーグとは「問題」を支持する構造と闘う社会活動。摂食障害の場合は問題(拒食・過食)を外在化し、セラピストとクライエントで協力して対抗していくのだそうです。リーグ自体が広がりを見せているわけではないですが、問題を社会的に捉えることは昨今よく行われています。摂食障害をED(エド)というモンスターであると比喩的に表現した下記の本に通じるのでしょうか。 

私はこうして摂食障害(拒食・過食)から回復した -摂食障害エドと別れる日-

私はこうして摂食障害(拒食・過食)から回復した -摂食障害エドと別れる日-

 

 

リーグのステップ (私的理解含む)

1 問題からの自由  

 問題(拒食、過食)が自分の人生を奪い、自分の頭をいっぱいにしてきたことを悟る

2 外在化と問題への抵抗

 問題を自分の内側の問題として捉えるのではなく、自分から切り離した問題として捉える

3 問題(摂食障害)を擬人化し、彼らの要求をリストアップする

 ・疲れ果てるまで運動しろ

 ・傷つけて来る人にもやさしくしろ

 ・楽しんではいけない

 ・完璧でなければいけない

 ・あなたは価値がない

4 2つのストーリーを比べる 

 ドミナントストーリー・・・自己嫌悪、無価値感、完璧主義、身体的苦行など

 オルタナティブストーリー・・・自己価値観、自分へのいたわり、自由、幸せなど

 

後半はグループワークでした。当事者カレッジというだけあって、今現在生きづらさを抱えている参加者が多かったようで、その内容によりグループ分けをしてディスカッション。

 

生きづらさというと医療や心理の枠組みで語られることが多いですが、今回の社会学など色々な視野を学ぶことも大切であるのを学びました。

 

栄養失調が脳に与える影響

www.eatingdisorderhope.com

 

メモ:

 低BMI→脳の灰白質の縮小

 低栄養でうつ、不安、強迫観念が高いスコア

 AN(拒食症)の病気の人は自分の行動を誤った、または欠陥があると認識する傾向があり、経験から学ぶために報酬と罰を適切に比例させることができず。批判を過度に感じる。

 5-HT神経系の障害

拒食症の人々が肯定的なフィードバックと否定的なフィードバックを区別するのに問題があるかもしれない

 

 結果を心配しすぎて、楽しみを享受することが困難。